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自分の経験を次の世代へ
後輩の活躍がとても嬉しい。
現在、指導駅務員として働いています。
指導駅務員は、駅窓口での駅務員業務に加え、現場で後輩の指導や新入社員の現場研修を行います。何が起こっても落ち着いて対処できるよう、日頃から知識や経験を積むのも駅務員の大切な仕事。自分の経験を次の世代へ、一生懸命伝えています。
前職は、配送業務を行なっていました。友人に勧められた求人情報誌でたまたま見たのが「駅務員募集」でした。
鉄道にはまったく興味がなかったけれど、 “駅務員は毎日たくさんのお客さまとのふれあいがある仕事” …この文字が目に入り、人と接するのは好きだから楽しそうだなと、応募したのがきっかけでした。
普段、西鉄電車を利用する機会がほとんどなかったので、電車や駅について何の知識もなく、駅務員が具体的にどんな業務をしているのか、まったく想像がついていませんでした。
入社後の新人研修で、駅務員に必要な知識が多くて苦労しました。
約2ヶ月の研修期間で、一から知識を身につけていくのは正直大変でした。鉄道規則や乗車券の取り扱いなど、理解するのに人よりかなり時間がかかったと思います。
ただ、同期入社がいたのはありがたかったです。研修中分からないことを教えあったり、休憩時間に色んな話が出来て、息抜きにもなりました。
違う配属先の同期とはめったに会えませんが、駅間でやるとりする電話で声を聞くと安心しますし、同期も頑張っていると思うと心強いですね。
指導駅務員として新入社員や後輩駅務員の指導・教育に携われることです。人に教えることで新たな発見があり、自分の勉強にもなるので、指導というより一緒に学ぶ気持ちでやっています。
具体例を出したり、自分の経験を話したりして、少しでも理解できるような 説明を心がけています。また、いつでも相談しやすい雰囲気づくりも意識しています。自分が新人の頃苦労した分、後輩の不安や悩みを少しでも取り除けるよう一人ひとりに寄り添うことを心がけています。
担当した後輩がお客さまからお褒めの言葉を貰ったり、「随分成長したよね」という声を聞くと、自分のことのようにうれしいですね。
